今週のお題「子供の頃の夢」 内閣総理大臣

幼稚園の卒園文集を読み返すと、将来のなりたい職業 というテーマで内閣総理大臣になって自衛隊や警察を指揮したいと書いてあった。

そんなことを卒園文集に書く園児もそうそう居ないが、奇しくも現在の我が国を風刺するかのようなこの文章に20年来の因縁のようなものを感じずには居られなかった。

本来であれば、笑って読み返したかったが、あれから数十年。

子供の頃の夢=子供の頃就きたい職業という図式は儚くも崩壊し、就職する事すらままならない世の中となってしまった。

子供に朧気な夢しか見させてあげられないこの国は、明らかに衰退の一途を辿っている。現実を受け入れそこから何が出来るかを全ての日本人が真剣に考えない限り、この国の未来はない。
(真剣に考えた結果が、この結果であるとも言えるのだが…)