プレゼンであがらない方法

私の発表はぎこちないだろう。

いままでも、そうだったのだから。

今日もそうなるだろう。

緊張で舌が回らなくなる!

汗が滝のように出る!

よし、今日は1 リットル汗を流してやる!

聴衆がびっくりして凝視する!

そこへたたみかけるように、支離滅裂な説明をぶつけてみる!

思わず、『とにかくゼータ関数の非自明な零点がナッシュ均衡を意味するのです!』

と口走ってしまうに違いない!

救急車が呼ばれる!

でも俺は止まれないだろう!

どうだ、まいったか!

人間がどこまでプレゼンでトリップできるか、見せ付けてやれ!

と自己暗示をかける。

(映画「ビューティフル・マインド」より)